脚立だけでは届かない階段吹き抜け
今回の現場は、立川市の賃貸物件にある階段吹き抜け周辺のクロス貼り替えです。階段の途中から天井まで高さがあり、床面にも段差があるため、通常の脚立を置くだけでは安定した作業姿勢を確保できませんでした。
無理に手を伸ばして施工すると、転落の危険だけでなく、クロスの位置合わせや圧着が不十分になりやすく、仕上がりにも影響します。そのため今回は、階段の形状に合わせて室内足場を組み、作業床を確保してから施工に入りました。
周囲を養生して足場を設置
足場を組む前に、階段の踏板、手すり、壁際を丁寧に養生しました。資材の搬入時に既存部分を傷つけないことも、原状回復工事では大切な工程です。足場はぐらつきが出ないよう水平と固定状態を確認し、職人が両手を使って作業できる環境を整えました。
高所ほど下地処理を丁寧に
既存クロスを剥がした後、継ぎ目や段差、細かなめくれを確認してパテ処理を行いました。吹き抜けは光が入りやすく、壁面の凹凸が目立つ場所です。高い位置だから見えにくいと考えず、下から見上げたときに影が出ないよう、乾燥後の研磨まで丁寧に進めました。
足場があることで仕上がりも安定
作業床が安定しているため、長いクロスも落ち着いて位置を合わせることができ、入隅や梁まわりも確実に圧着できました。施工後は糊の拭き残しや浮きを確認し、足場を解体してから階段全体を清掃しています。
高所作業は、足場を組む手間を省かないことが安全面と品質面の両方につながります。物件の形状に合わせて必要な準備を判断し、無理のない工程で仕上げることを大切にしています。